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'10.09旅 その5■眩しすぎたマラッカ

2011年06月19日 04:53

トライショー

とりあえず、これぞマラッカ!という写真を。
マラッカの自転車タクシー「トライショー」
観光客を乗せて、色々なミュージックを流しながら走ります。
街中にこいつが走っています。

なんというか、私には眩しすぎる乗り物でした。
ひるみました。溶けそうでした。
なんでだろう、華やかなものや景色って
どう対峙していいかわからないのです……。
そしてそれがうまくいかないと写真が撮れない。

結果、あまりにもやる気の感じられない記念写真量産で
アップしながら自分もげんなりしていたり。
いやあ、写真て自分の感情に正直だ!



と、いうわけで……ある意味正直な写真をいくつか↓

オランダ広場
マラッカと言えばここ!オランダ広場。
このオランダ風の赤い教会がシンボルです。
なんだかここも美しくて眩しかったです。



オランダ広場噴水
この噴水もよくガイドブックにのってますね。きれいです。
……あまり個人的な感想が浮かびません。
このあたりの建物は、マラッカの顔であり、
一番の見どころ的な存在みたいではあるのですが……。
着いた時に「あれれ?」という違和感が。


いや、マラッカが嫌いなわけではないんです。
ただ、この辺りの建物は自分の心を動かすものではなかったというか……。

でも、それでもいいと思っています。
それが私の旅の感想。私の中のマラッカの大事な記憶の一つ。
「うーん。なんか違う。しっくりこない!」って感想も、
時にはそのあとの旅をおもしろくしてくれる大事な感情だと思います。

みんなと同じ所で感動できないことは、必ずしも悪いことではないはず。
きっと、自分なりにぴったりくる表情が必ずどこかにはある。
「あれれ?」って感じで写真が撮れない時も、
いつもそうやって信じて歩きます。


ちなみに、マラッカの中で自分の心を動かしたものが現れるのは
まだちょっぴり先です。
しばらく無関心な感じの「げんなり写真」が続きます。
(いつもはそんな写真は飛ばしちゃうのですが旅行記形式だと飛ばせない~)


マラッカ川
でもここからの眺めは少し好きです。


●撮影場所・マレーシア マラッカ
なんでいつも無駄に長くなっちゃうんだろう。
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'10.09旅 その6■2つの選択肢~前編~

2011年06月21日 13:31

2つのジュース


シンガポールからマラッカ行きのバスの中で
1つの出会いがあった。
その出会いは、ある日本人男性Kさんとの出会いであり、
ある「国」との出会いだった。


「ブルネイに行きたいんだ」


バスの中で出会ったKさんは、私にそう言った。
けれど聞き慣れない「ブルネイ」という国名に
私は何の反応も返すことができなかった。
行きたいと思ったこともなく、
それどころかどんな国かもまったく知らなかったからだ。
それからKさんは私にブルネイについて少し熱っぽく語り始めた。


「ブルネイはね、世界で最も豊かな国の1つと言われているんだよ」

「石油と天然ガスが豊富に取れるからね」


そこまで聞いて、正直なんとも思わなかった。
どうやらマレーシアから飛行機で1時間程度で行ける国らしいが
「この辺でもそんな国あるんだ」って、その程度の感想で。
でも、次のKさんの一言でいっきに興味が沸いたのだ。


「しかもブルネイにとって日本が最大の輸出国なんだよ」

「ある意味日本と最も深く関わっている国ということになる」


言い方は悪いけれど、
日本への輸出で成り立っていると言っても過言ではない国ということだった。
(逆にいえば、日本もブルネイからもらう資源ありきの生活なのだろう)


私がこれまで、まったく意識してこなかった国。
その国が、実は母国と切っても切れない関係である……。
それを知った私は、急激にブルネイへの興味が沸いてきた。


どんな国だろう?その豊かな資源に恵まれた国の人々は
私たちと比べるとどんな生活をしているのだろう?
ほとんどメディアで目にすることが無い分、
私の心は好奇心に満ちていった。





ふと、手にしていた地球の歩き方を見ると
表紙の「マレーシア」という文字の脇に小さく「ブルネイ」と書かれていた。
これまで見えていなかったものが、
意識し出すととたんに見えるようになる事がとても不思議だった。


後編につづく




2つのごはん
Kさんと入ったマラッカで有名なお店「海南鶏飯」の「チキンライスボール」(約180円)。
一人で食事することが多い分、2つ並んだ料理がなんだか珍しく感じる。





●撮影場所・マレーシア マラッカ 海南飯鶏
後編もあります。Kさんから、さらにブルネイに興味が沸くお話を聞かされることになります……。

'10.09旅 その7■迷いの中のマラッカ

2011年06月23日 10:00

とりあえず、頭はブルネイに支配されつつも
マラッカの街をKさんと歩く。


(以下、観光写真が続きます)




アートハウス1
「オラウータンハウス」マラッカ出身の世界的に有名な画家、チャールズ・チャム氏のアトリエ。
この通りに入った瞬間に、カラフルでひときわ目を引いた建物。




オラウータンハスス2
オラウータンハウスからこちらを覗く作品。




はためく国旗
強い日差しを浴びながら、はためくマレーシアの国旗。
この時、私は宿にチェックインしているKさんを待ちながらウロウロしていました。
(私はマラッカで一泊しない予定だったので、バックパックをひとり汗だくで背負い続けた。実はそれが一番つらい思い出だったり……)




マラッカのたてもの
えーと、これ何の建物だっけ?なんとなく載せてみただけです……。




オランダ広場
スタダイス(議事堂・市役所)。17世紀に支配したオランダの遺産らしい。今は博物館になってました。




正面トライショー
スタダイスに向かう階段をバックに、ハデハデなトライショーをパチリ。
この階段は「深夜特急」で沢木耕太郎さんが駆け上がった有名な階段らしいけど、
そんなシーンまったく記憶になかった私。(そもそもマラッカのお話自体思い出せないという……)




横からトライショー
上のトライショーを横から。
結局トライショーには一度も乗ることはありませんでした。




ざっと駆けたマラッカ市内観光、前半戦。
ここまで、私の頭の中ではずっと「ブルネイ」の存在が。


この時の旅は、シンガポールとマレーシアを5日間でめぐるという
そもそもが弾丸の旅だったのですが

「頑張ればブルネイも行けるんじゃないか?」

という考えが浮かんでしまったのがいけなかった。
一度浮かんだこの考え、なかなか引っ込まない。
マラッカのどんな景色を見ても引っ込まない。


マラッカに一泊し、
明後日にはブルネイに飛ぶと話しているKさんの隣で
ただひたすら、うんうん唸りながら歩き続けた。


暑くて、青空がキレイで、日差しがキラキラしてて
苦い苦いマラッカの思い出。




●撮影場所・マレーシア マラッカ
次はマラッカ市内観光中盤戦。「2つの選択肢~前編~」の続きはそのうち。

'10.09旅 その8■マラッカ・タワーからの眺め

2011年06月24日 22:19

「アレ、乗りたいんです」


どちらかというと無口なタイプのKさんが
自らそう言い、指さしたものは
バックパッカーにはとっても意外なものでした。




アレ↓

展望2


展望1
コレ。通称「マラッカ・タワー」。
360度回転しながら地上110メートルまで上昇するタワーで、大人RM20(約520円)と結構良い値段します。
意外なチョイスにびっくりするも、せっかくなので私も乗りました。




マラッカのプール
まずはプールを上から隠し撮り。とっても気持ち良さそうでした。




マラッカを上から
下調べほとんどなしで来たので、この景色にびっくり。
いかにもな「世界遺産」のイメージと違い、マラッカってこんなにリゾート風だったんですね。





マラッカを上から2
この建物がズラーッと並んでるあたりも海の方あたりも、足を運べてないので次回行く時は歩いてみたいです。





マラッカを上から3
ちょっとあまりにヤル気の感じられない適当な写真なので
小さく載せます。観覧車好きとしてはこの海に近い観覧車に興味アリ。




マラッカを上から4
今も開発がすすめられているようです。数年後のマラッカはまた違う顔を見せてくれるのかもしれませんね。
夜のタワーからの夜景も見てみたいです。



正直、マラッカ・タワーけっこうおもしろかったです。
まさかマラッカがこんな風になっているとは。
上から見ると、まだまだ歩き足りない&もっとじっくり見たいそんな気持ちにさせられました。
これから行く方は、まずこれに乗ってから歩く場所を決めてみてもいいかもしれません。



さて、そんな感動もつかの間。
やはり決めなければならないことがある。
それは「ブルネイに行くか行かないか」
依然、それで頭を悩ましていたのです。
そこで、とりあえずKさんにこうお願いしてみました。


「マックで休みませんか?」


目的はiPhoneの充電とフリーWi-Fiのため。
いつでもエアアジアの航空券をGETできるようにです。
優しいKさんは、貴重な旅の時間を割いてしまうのにも関わらず、
笑顔で了承してくれたのでした……。



●撮影場所・マレーシア マラッカ マラッカ・タワー
げんなり写真連続更新。次回は「2つの選択肢~後編~」でブルネイ問題に決着。

'10.09旅 その9■2つの選択肢~後編~

2011年06月27日 04:55

※この記事は前編の続きです。(ただ、後編からでも展開はわかります)
ちょっと長いですが、ぜひ読んでもらいたい記事です。
それくらい知ってもらいたいお話を一生懸命書きました。

木漏れ日の下



「明日、ブルネイに行ってしまおうか?」


この思いつきを決断できず、すでに私は半日も悩まされている。


Kさんとマラッカのマクドナルドに入り、iPhoneをwi-fiにつなげた。
そして「エアアジア」のサイトを開く。
フライトスケジュールを見ると、かろうじて非現実的な話ではなさそうだ。


ただ、ブルネイでの滞在日数がほぼ「1日」
それが、とてつもなく短い今回の旅の限界だった。
それなのに、Kさんの予約時に比べだいぶチケット代が跳ねあがっている。
いくら安いエアとはいえ、弾丸フライトに出すのには
それは高すぎる金額だ。


しかもここへ行くということは、本来行く予定だった
タマンヌガラ」を諦めることになる。
それらのデメリットを飲みこんででも行くという決断は
簡単にはできそうになかった。


もうどうしていいかわからず、爆発しそうになっている頭で
私は一言だけ言葉をひねりだした。


「ブルネイの魅力をもっと私に話してくれませんか?」


とにかく、ブルネイへのいざないの言葉に
自分が完全に流されてしまうことを期待するのみだった。
私は、ひとり旅好きとしてはまったくもって情けない話だけれど
Kさんに背中を押されたかったのだ。
最後の一押しをもらいたかった……心の中では気持ちは決まっていたのだ。
ただ、あらゆる問題を拭い去るほどの頑固たる感情までは
“まだ”なかっただけで。



「僕がブルネイに行きたいと思ったのは、実はすごく昔なんだ」


やはり優しいKさんは何も言わず語り始めた。


木漏れ日の下で


「僕が子どもの頃、何かの番組でブルネイが取り上げられていたんだけど、
ブルネイには国王が子供たちのために建てた“アジア最大規模の遊園地″があってね
しかもそこは、国民なら誰でも無料で遊べるって紹介されてたんだ
その時すごく衝撃を受けて、いつか必ず行きたいと思い続けてきたんだよ」


Kさんのブルネイへの想いがそんなに古くからだったことに驚く。
そしてその理由にとても子供らしいピュアさというか、
ロマンのようなものを強く感じ、私は一気に話に引き込まれてしまう。


「ただ、いまは有料らしいんだけどね。しかも人があまりに来なくて
さびれてしまったそうなんだ。だけど、そんな遊園地を見るのも
歴史や哀愁を感じられそうだし、それはそれでいいかなって」


一時期の面影がなくなっていたとしても、
その様なとらえかたで遊園地への興味を持ち続けるKさんに
私は強く感銘を受ける。


「もう1つ、見たいものがあるんだ」


でも、本当の衝撃はこれからだった。


「ブルネイには、世界最大の水上集落がある」


思わず私は耳をうたがった。
それも無理はないと思う。だってブルネイは
でっかい遊園地を無料で開放できるほどお金持ちの国なのだ。
日本への石油や天然ガスの輸出で、国王は有り余るお金を持っている。
なのになぜ水上集落があるのか?
国王がお金をひとり占めしているのか?


「みんなそこでの生活が気に行っているらしいんだ。
政府が立派なマンションを提供するから、水上から陸上に上がれと言っても
昔からの水上生活を捨てることができないみたい。
豊かな生活より、伝統ある生活を大切にしているんだよ」


その瞬間、私の中でブルネイの人々への罪悪と敬意の感情が同時に広がる。
水上集落というキーワードを、勝手に「貧しい生活」へと結び付けた
自分がとてつもなく情けなくなった。
そして、ブルネイには私の単純な頭では到底想像のできない文化や
心豊かな人々がいるのだということも確信する。


「ブルネイに行きます」


もう迷いはなかった。
どんなデメリットがあったとしても、今というタイミングに行くべきだと思った。
きっとそのためにKさんに出会ったのではないかとさえ思った。
「ブルネイに呼ばれた」と言ってしまうのは
おごりにも感じられるし好きな表現ではないが、
それ以外に言葉がみつからなかった。


この半日間の迷いは晴れ、私はチケット購入ボタンを押したあと
すごくスッキリした気持ちでマクドナルドから出た。
今までにあまり感じた事のない旅の高揚感を私は感じていた。


2つの飲みモノ
私は優柔不断で、いつもどちらを選ぶか悩みぬくので困る。


ライスボールk


木漏れ日の下で3


木漏れ日の舌で4
決断した時、「やっとマラッカと向き合える」そんな気持ちだった。



●撮影場所・マレーシア マラッカ 
遊園地、有料になったといえど数十円。しかも人がいなさ過ぎて貸切状態で楽しめるそうです。
マラッカ更新もちょっと飽きたので休憩して次回はまた違う国の写真でも。


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